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2016年1月 小説現代 2月号

短編『瀬尾君とクジラ』

講談社 1,019

クジラだって空を飛べる

文化祭の前日、クジラの気球が壊れてしまった。クラスメイトのほとんどが諦めたけれど、わたしは瀬尾君と一緒にクジラを修理することにする。わたしたちにはある特別な繋がりがある。そのことを瀬尾君に告白するチャンスをずっと探していたから。